Fire Fighting Equipment
各種消防設備
各種消防設備
国際交流の進展に伴って海上輸送は年々増大していますが、船種も多様化し、また徹底した合理化と技術革新が進められると共に、
海上貨物の輸送にも一層の安定化が重要視されています。これらの船舶は陸上設備と異なり、火災が発生した場合、独力で消火に
当たらなければなりませんので優秀な消火装置が必要不可欠です。
弊社におきましては、船舶火災の際、迅速確実な消火によって、乗組員、貨物、船体の安全も守るため、早くから船舶消火装置の
研究開発に取り組み、今日まで各種船舶に対応した消火装置、機器の製造販売を行ってご好評を頂いております。
今後も優れた船舶消火装置の設計、機器の性能向上に邁進すると共に、アフターサービスにも万全を期しておりますので、
消火装置設置の際は、ぜひ弊社にご用命くださるようお願い申し上げます。
【高圧式】
密閉された空間に対しCO? ガスを消火剤として使用し、窒息・冷却効果により消火を行う固定式消火システムです。
機関室・ボイラー室・ポンプ室・貨物機械室・貨物区域等の密閉された区域を対象として設置される、きわめて効果的な消火装置です。
消火剤が圧縮液化状態で充填された貯蔵容器、防護区画の噴射ヘッドまで接続された配管、起動装置・表示装置・制御盤等で構成された電気部品などで、この消火設備は構成されています。
【低圧式】
液化炭酸ガス(‐18℃、2.1MPa)を貯蔵する大容量のタンクと、冷却機及び二酸化炭素放出制御機器によって構成されています。高圧式に比べ、省スペース化・設置工事費の軽減・二酸化炭素の再充填が容易にできるため停泊時間の短縮などの特長があります。容量は10~60㌧タンク迄、種々設計・製作してます。 自動車運搬船やRO-RO船など消火区画の容積が大きく、消火ガス量が多い場合に低圧式炭酸ガス消火装置を選びます。
【炭酸ガス消火装置】
【低圧式炭酸ガス消火装置】
液化ガスタンカー用
LPG、LNGを運搬する液化ガスタンカーへの設置が義務付けられている消火装置で、重炭酸ナトリウムを主成分とする粉末消火薬剤は、数ある消火薬剤の中でも最も短時間で驚異的な消火能力を発揮します。
低引火点燃料船用
IGFコード 11.6により低引火点燃料を使用する船のバンカリングステーションへ設置が義務付けられています。固定式ノズルを設置し、バンカリングステーションの外から安全に消火を行います。
【粉末消火装置】
甲板泡消火装置
泡原液と水を一定比率で混合、機械的に攪拌され生成されたエアフォームは、泡膜が強く、耐火性、流動性、再着火防止に優れており、タンカーの油火災の消火に適しています。
低膨張泡消火装置はタンカーの貨物タンク上へ泡を放出する甲板上泡消火装置に使用されます。
泡消火設備の構成は、水源、加圧送水装置(消火ポンプ)、泡消火薬剤貯蔵槽、混合器、泡放出口(フォームヘッド)、配管・弁類及び非常電源等から構成されています。
泡消火設備は消火用の水に泡消火薬剤を混合させ、泡放出口から放出する際に空気を吸い込み、泡を形成し、燃焼している面を覆うことにより、泡による窒息効果と泡を構成している水による冷却効果によって消火する設備です。
高膨張泡消火装置
高膨張泡消火装置は機関室内及びタンカーの貨物ポンプ室の消火装置として使用されています。
【甲板上泡消火装置】
【高膨張泡消火装置】
固定式加圧水噴霧消火装置は特殊な機器により水に圧力をかけて微細な粒子とし、拡散放射された噴霧状の水を消火に使用する装置です。
局所消火装置は、SOLASの改正(2000年7月1日発効)により新たに機関室内の高火災危険場所を対象として設置を義務付けられた水系消火装置です。
消火対象区画は、主機、発電機用補機、油清浄機、ボイラー及び焼却炉のバーナー部で、火災の危険箇所上部より霧状にした細かい水の微粒子を噴霧し、火災を消火・抑制します。
【局所消火装置】
火災探知装置は、火災受信機、煙・熱・炎感知器、手動発信器などで構成されており、機関室や居住区での火災を探知しています。又、アドレス方式により個別に火災発生場所が特定できる「船舶用アナログアドレッサブル火災探知警報装置」もあります。
煙管式火災探知装置は、貨物倉(CARGO HOLD)で発生した火災による煙を検出し、操舵室に設置された煙探知機にて、目視および自動警報により火災発生を探知します。
【火災探知装置】
【煙管式火災探知装置】
本装置は火災発生区画の制御弁を手動または遠隔操作によって開くことにより(自動スプリンクラー装置は火災の熱によりスプリンクラー・ヘッドが自動開放される)、清水圧力タンクから加圧送水されてくる清水がノズルから噴射されると同時に装置内の圧力低下によりポンプが自動的に起動して海水による連続噴射が行われる装置です。
1.粉末消火器:A( 普通)火災・B(油)火災・C(電気)火災など、あらゆる原因の出火にすぐれた消火能力を発揮
2.二酸化炭素消火器:CO? ガスが複雑な細部にまで入り込むため、電気関係施設や精密機械・機器などに最適な消火器
3.泡消火器:化学的に反応させた泡消火薬剤を放射して消火。船舶用としても古くから採用されている消火器。